マインドと社会

マインドと社会のインタラクションについて、科学技術や経済の変化を統合させながら考察します。

サービスプロバイダとソフトウェアベンダー

IT業界に移って2年ほど過ぎましたが、ビジネス書に出てくる諸々の事象がほとんどIT業界の変化によって捉えられるような気がしているので、それを少し整理したいとおもいます。

 

ITを利用したサービスプロバイダは、従来自らのサービスを提供するにあたり、ITを利用する際、

1. 自らサーバーを買い

2. その上にソフトウェアを購入して

3. ソフトウェアを利用して、最終サービスを提供する

 

さて、近年のビジネス環境を変化させているのは、インターネット、スマホ・アプリ、クラウド(群衆)です。(総論については、以下を参照ください)

 

プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

 

 

サービスプロバイダにとっては、以下の3つ変化になっていると思われます。

1. スマホ・インターネットによる窓口の変化

2. クラウドコンピューティングによる、サーバーレス化

3. OSSの利用

さらに、

4. サービスのクラウド(群衆)化があります。

 

例えば、クックパッドを考えてみます。

従来は、レシピを出版社から提供されるか良くてもインターネットのページに載っているといった具合でしょう。これが、

1. アプリやインターネットによるレシピ提供

2. パーソナライズ化

3. ユーザからのレシピ提供

という形に変化しました。

この形態が、コストとレシピの豊富さを大幅に変化させたのは、以下の要因もあるかと思われます。

1. エンジニアを多く雇う

1-1. OSSを利用可能にする

1-2. サーバーを効率よく運用する(+クラウド化)

2. 適切なプラットフォーム運用による、ユーザからのレシピ提供

 

さて、ソフトウェアベンダー側として見ると1の変化がとても大きなものとなります。

まず元々抱えていた問題として

1. マスのあるニーズに答えるために、機能をがつくれない

といった問題がありました。サービスプロバイダがITを一体で抱えることで、自らのサービスに合った機能を出すことができる上に、その機能をやめることもできます。

 

さらに、

1. 既存のサービスプロバイダが減り、市場が狭くなる

2. OSSが高機能化している(google, IBM等の支援もあり)

3. 標準機能はクラウド側から標準で提供されてしまう

 

という状態にあります。

先程の書籍に記載がありますが、今後プラットフォーム以外で残るビジネスは、

1. 供給サイドの差別化が有効な市場(宿泊業など)

2. 利用客が特定のブランドやチェーンにロックインされている

3. プレイヤーが少なく供給する製品やサービスが複雑な市場(発電、国防、コンサル)

と紹介されています。

 

3は元々IBMが取っていた戦略でした。そして、IBMはプラットフォーム化に完全に出遅れています。ソフトウェアベンダはどのように生き残れるのでしょうか。。。