知的財産は、知識について、その私有化を認められたもので、代表的には特許がある。
知的財産を取得できると、それをビジネスの種として扱うことが出来る。
医療、バイオ産業では、この効力が非常に大きい。なぜなら、一つの知的財産で、製品までたどり着くからだ。
一方で、機械産業やIT産業では、この効力が弱い。それは、多数のパーツをインテグレ―トするため、一つの特許では、製品にたいして有効に機能しないからだ。
その影響もあってか、ほとんどのソースコード等が無償で提供されている。
この意味では、プラットフォーム型は、特許ではなく、共有財あるいは外部効果の高い製品でデファクトをいかにとるかがビジネスの勝負になる。
アメリカのイノベーション政策―科学技術への公共投資から知的財産化へ
- 作者: 宮田由紀夫
- 出版社/メーカー: 昭和堂
- 発売日: 2011/06
- メディア: 単行本
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