私ごと

自分の観点を言語化しておくブログ

社会

ポスト資本主義を感じる3つの本

「経済は行き詰まっており、もはや資本主義は限界だ」などという論者も出る昨今、一方でビットコインや人工知能などが盛り上がっており、社会が新しい段階にシフトしているのでは?という予兆も出てきて、もはや社会の見通しはヒッチャカメッチャカなわけで…

インターネット的構造は本当に人々自由かつ豊にしているのか

富国と強兵 作者: 中野剛志 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2016/12/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 中野さんの「富国と強兵」を読みました。 近代から戦後にかけての政治経済分析として、非常に面白かったですし、何より…

エマニュエル・トッドの「世界の多様性」を読んで

以下の本を読みました。 簡単に本書を紹介すると、ソ連崩壊やEU崩壊など、数々の政治経済的現象について予言を的中させてきたエマニュエル・トッド氏が、1983年に出版した「第3惑星」と1984年に出版した「世界の幼少期」という2部作をまとめて1999年に出…

包摂に労働は必要だろうか

昨今、人工知能ブームに沸いている世の中ですが、仕事がなくなるとも揶揄されています。 しかし、以前本ブログでも書きましたが、仕事の総量が減るかどうかは、私たち次第という面があります。 私たちがより消費を望めば、仕事は減りません。消費ということ…

マイケルムーア:世界侵略のススメをみて

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(字幕版) 発売日: 2016/09/28 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る アメリカと欧州諸国を比較したドキュメント映画です。ネタバレをふんだんに含むので、以下ご注意ください。 全体として、信頼の厚い社会…